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意義のある時間

2018.7.16

ナックの松田です。この3連休は、全国200地点で、猛暑日を記録するほど、暑さが猛威を振るっていますね。大雨の影響がまだまだ残る地域もあるなか、関東~九州には高温注意情報も出ていますから、できる限りの対策をして、暑さをしのぎたいところです。

16日間になってしまうかも。


夏真っ盛りに近づく中、夏に誰しもが経験したことについて、書かれたある記事に目がとまりました。見出しは、

「小中学校の夏休み短縮へ」

内容を読んでみると、来年から神奈川県相模原市の小中学校109校の夏休みを、1週間短縮する方針を決めたそうです。昨年も話題になっていて、気になってはいましたが、ここ数年、、、公立小学校の夏休みが、短縮しようとする傾向にあります。


短縮日数は自治体により様々ですが、だいたい1週間の短縮が検討されております。中には、夏休みを16日間程度にしようとする、自治体もでてきているそうです。とても残念に思う子どもの声が、聞こえてきそうな話題ですよね。


とは言っても、短縮が検討されるには、それなりの理由があるようで、そのひとつに、国の「ゆとり教育」の見直しが、関係しています。


この、見直しにより、小学校では、6年間で300時間、今後も、100時間以上の授業時間が、追加で必要になるそうです。この、追加になった授業時間を、どこで補填するか、、、そうです。そこで、夏休みを短縮という案に、つながるんです。


他にも先生の残業時間削減など、いろいろ短縮の理由はあるみたいですが、授業日数の追加の目的は、学力向上のためだそうです。それが、本当に、、、子どものためになるなら、人生を豊かにすることができるなら、なんら異論はありませんが、


「ゆとり教育」に関しても、賛否両論し尽くせない、全国各地であれやこれや、今でも、言われていますから、短縮についても、もっと動きが活発になってくれば、様々な議論を呼びそうですね。


教育は、一朝一夕で結果がでるものでもありませんし、正解があるようで、ない。でも、絶対欠かせない事柄だと思います。


学ぶということは、勉強することだけではなく、出会いや体験から学びを得られることも、たくさんありますよね。そういう貴重な経験をする時間のひとつに、夏休みがあるような気もしますし、もし短縮するなら、必要なのは分かりますが、ただ短くすれば時間確保できる。だけではなく、子どもの将来を充分に鑑みた上での、方針決定を期待したいと感じます。


後押ししている背景


今回、取り上げた、「夏休み短縮」の動きの、後押しとなっていることとして、共働き世帯の増加もあるみたいです。


すでに、共働きで世帯は、1000万世帯を増加傾向にあるそうです。共働きだと、夏休み中の、子どもをみられないので、逆に、短縮されるのは、助かるという意見も。2016年施行された、「女性活躍推進法」など、女性の社会での活躍に期待がかかる世の中では、共働きが増加傾向に、なることは必然なのかも。


こういうことからも、、、子どもには残念なことかもしれませんが、これから短縮の動きは、増えていくんだろうなと思います。社会の、大人の都合が、子どもに影響を与えることになってしまうかもしれません。


でも、子どもに意義のある時間を、作ってあげられるのは大人、むしろ、作るのが大人の役目だとも感じます。この「夏休み短縮」から、意義のある時間について、考えさせられる話題でした。

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