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最新統計データに見る、一次取得層のネット集客事情集客・マーケティング,業界ニュース,市場動向

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2018.7.2

前回は国土交通省の「住宅市場動向調査」を取り上げましたが、今回は経済産業省が5月25日に公表した「平成29年通信利用動向調査」から、皆さんの集客にも関連する気になるデータをご紹介します。

ネット利用はついにスマホがPCを上回る


今回の調査では、調査史上はじめて、「パソコンによるネット利用率」が、「スマートフォンによるネット利用率」を上回りました。ネット利用ツールの主役が、パソコンからスマートフォンへ、完全に移行したことになります。


特に、一次取得層のメーンターゲットである20~30代では、スマホ・パソコンの利用率に大きな開きが見られます。

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20代:パソコン63.9%、スマートフォン87.8%
30代:パソコン60.8%、スマートフォン86.7%
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20代・30代は、パソコンとスマホの利用率に25ポイント程度の開きがあり、約4割はパソコンでネットを見ないということが分かります。この状況を見ると、スマートフォン対応を行っていないホームページは、知らず知らずのうちに見込み客を逃している可能性が高いと言わざるを得ません。対応は急務です。


また、すでにスマホ対応を行っている会社も、今後新しいコンテンツをアップする際や、見直し・改善を検討する際には、パソコンではなくスマホでの見た目・使い勝手を最優先で検討しなければなりません。


社内ミーティングやホームページ制作会社との打ち合わせでも、パソコンでの見た目ではなく、スマートフォンでの見た目・使い勝手を検証することが重要です。利用者が多いツールの優先順位が高いのは、当たり前のことです。


情報収集のネット化さらに進む、対応の遅れはもはや致命傷に


日本でインターネットが普及して20年ほど経ちますが、2010年頃からのスマートフォン普及をきっかけに、情報収集のネット化が、一層顕著になっています。ネットが「パソコンに向かって利用するもの」から「手元で見るもの」に変化したことが大きいでしょう。


ここ数年、特に注文住宅の集客において「ネット>紙」の傾向が見られ始めたのも、この点が大きく影響しているように思います。


前回もお伝えしたとおり、お客様の情報収集ツールは、都市部・地方を問わず、ネットと情報誌・折り込みに顕著な差が見られ始めています。分譲住宅のような「集客はネットが主力」という状況が、そう遠くない将来、注文住宅にも訪れるでしょう。


注文住宅メーンの会社では、ネット集客に対して消極的な会社が、まだまだ少なくありません。しかし、これまで「ネットはうまくいかないし、紙だけでも何とかなってきたから…」と考えていた会社も、そろそろ後回しは止めにしましょう。本気でネット集客に向き合わなければ、今後の集客において「致命傷」となる可能性は、極めて高いのです。


(情報提供:住宅産業研究所)

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