忘れてはいけないこと。
ナックの松田です。今日は、9月11日。ニュースなどでも多く、取り上げられておりますが、16年前の今日、大変なことが起こりました。
アメリカ同時多発テロ事件
2001年9月11日。アメリカ同時多発テロが発生。当時、高校生だった私は、テレビでビルに航空機がぶつかる映像に、自分の目を疑ったことを鮮明に覚えています。
この未曾有の事件により、3千人以上の犠牲者を出し、アフガニスタン紛争、イラク戦争へと繋がり、歴史が大きく動いたことは、世界中に大きな影響を与えました。
誰が、いつ、どこで、何のために、起こすか分からないテロは、世界中の人々に、言いようもなく、逃げようもない不安を与えます。そして、今、日本でも、ミサイルの脅威にさらされています。
連日、メディアでミサイル関連の情報が取り上げられているように、日本を含む射程圏内とされている範囲の国民は、日々脅威を感じざる負えません。
交渉が容易でないことは、何となく分かりますが、国民として、早期の解決を望みます。
風化させないように。
近年、世界中で人為的なテロや、地震、異常気象などの自然災害による、被害が後を絶ちません。様々な被害が次から次へと発生していきます。
その中で、忘れてはいけないことが、私はあると思います。災害や事件の被害があるたびに、言及されることが、「意識の風化」。
メディアが取り上げなくなったからといって、その被害が、なくなるわけではありませんよね。当事者でなければ、なおさら、関心が薄れ、風化していくことは否めません。
被害にあった当事者の、悲しみや苦しみは、いつまで消えません。ですが、この「意識の風化」については、何も、ただ忘れないでくださいと、言いたい訳だけではありません。
この言葉の意味には、危機意識を風化させない思いがこめられています。「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉があるように、いつ何時、何が起こるか誰にも分かりません。
そんな状況の中でも、二度とこのような悲しみを味わわずに済むように風化させないことが、大切ではないかと思います。災害や事件があった後は、高い危機意識が芽生えます。
でも、年月や世代交代を重ねることによって劣化を避けられません。ですから、危機意識の風化がなるべく少なくなるよう、古くから記念碑などを建て、後世に伝えるようにしているんだと思います。
良くも悪くも、人は忘れる生き物。でも、こういった経験を、次の世代になるべくでも避けてもらえるようにバトンを渡していくことも、現代に生きる私たちの役目のひとつなのかもしれません。