ミッションはたった3つだけ・・・市場動向
ナックの松田です。最近、注目している、ある賞レースがあります。もしかしたら、聞いたことがあるかもしれませんが、その賞レースは、「Google Lunar XPRIZE」(グーグル ルナ エックスプライズ)賞金総額は3000万ドル!日本円で、約30億円!!
賞金が桁違いのところに、目をひかれて、HPを見てみたんですが、、、やってることも、桁違い。。。なんと、月面無人探査を競うコンテストなんです!
ミッションはたった3つだけ・・・
1969年アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸に成功しました。その後、40年以上、月へ踏み入れていない人類が、今、再び月へのアプローチを試みているんです。
冒頭で紹介した、「Google Lunar XPRIZE」は、Googleのスポンサードのもと、XPRIZE財団という団体によって運営される世界初の月面探査レース。参加するのは、NASAでもJAXAでもなく、
全世界の民間団体、企業。概要としては、、、月面で規定のミッションをどれだけ速く達成するか。具体的なミッションは、3つ。
MISSION 1 月面に純民間開発ロボット探査機を着陸させること。
MISSION 2 着陸地点から500メートル以上移動すること。
MISSION 3 高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。
たった3つのミッションで、地上で行えばシンプルですが、なにせ、これを月で行う。当然のごとく、高度な技術、資金力などなど、超えるべきハードルは無数。当初は34チームが参加していましたが、予算等の都合などよりこれまでに12チームが撤退を余儀なくされており、最終的に、5チームが残っています。
レースの内容にわくわくしますが、最大のわくわくポイントは、その5チームの中に、、、日本の「HAKUTO」という、民間のチームが残っていること\(^o^)/レースの打ち上げ期限は2017年末まで。
いよいよ、レースは最終局面に突入し、運命のカウントダウンが始まっています。個人的に、HPを見てるだけで、とても、わくわくしますし、今年の年末は目が離せません(^O^)
本当の目的は、レースじゃない??
「Google Lunar XPRIZE」の概要を、書かせて頂きましたが、ふと、目的はどこにあるんだろうかと、気になり、調べてみると、、、「起業家の挑戦心を刺激し、低コストによる新しい宇宙ビジネスの育成や月資源の効率的な開発と利用を実現することにある」
「またレースに参加した各国チームの月への困難な挑戦を世界中の人々に公開することで、次世代のテクノロジーやイノベーションに関わる人々を、さらなる宇宙への挑戦へと駆り立てること」これが、ミッションの重要な目的であるそうです。
確かに、、、このレースは民間での、月面へのアプローチが重要なポイント。これが、成功する、もしくは、仮に成功しなくても、民間でもチャレンジができるという、実績ができます。
これにより、、、今まで、考えたこともなかったというか、むしろ、考えようともしなかった、可能性が多くの人の脳裏に刻まれます。それが、新たなチャレンジを生み、技術の進歩につながるんじゃないかと思います。技術の進歩は、多くの面で、私たちの生活にも影響を与えます。
今日は、話が月にまで飛んでしまいましたが、ちょっと、現実に戻すと、住宅業界にも、技術の進歩は、確実に影響を与えていますね。遠隔で自宅の設備を監視、操作できる技術。地盤調査にAIを導入する技術。プランをVRで見れるようにする技術。などなど。
これらは、これから、どんどん存在感を増していくでしょうし、仕事でも、プライベートでも、いずれ向き合う時が来ると思います。そんな時のために、情報収集して心の準備をしておく必要があるかもしれませんね。
P.S
「Google Lunar XPRIZE」に参加している、日本チームの「HAKUTO」のHPも、結構、面白いので気になる方は、チェックしてみてください(^O^)
【Google Lunar XPRIZE】
https://au-hakuto.jp/about/glxp/
【HAKUTO】
https://team-hakuto.jp/index.html