「ジェネレーションZ」という存在商品・トレンド,集客・マーケティング
ナックの松田です。もうじき、クリスマスですね。今年は3連休ということもあり、各業界期待と熱気がこもったクリスマス商戦になりそうですね。
私はというと、おもちゃや絵本に全く見向きもしないで、、、ペットボトル(主に洗濯用洗剤、隠しても全力で見つけ出す)を持ち歩き、振り回したり、家の中のすべての引き出しを対象にし、中身をせっせと引っ張り出す(気が向いた時だけお片付け)ことに、毎日、夢中の1歳の息子に一体何をプレゼントすれば喜んでくれるのか…と、夜な夜な頭を悩ましております。
もう分からなくなっちゃいまして、何か、実用的なモノ(お歳暮用の洗剤セット?)の方が良いのかなとか考えてしまっています(汗)
ジェネレーションZという存在
私のちっちゃい悩みはさておき、クリスマス商戦に向けてのネット記事にこんな見出しがありました。
~クリスマス前におさえておきたい「ジェネレーションZ」の買い物傾向~
「ジェネレーションZ」って、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが。「ジェネレーションZ」とは、、、1990年代半ばから2010年の間に生まれた世代のことを指すようです。
大きな特徴として、「デジタルネイティブ」とも言われますが、生まれた頃からパソコンや携帯などデジタルツールに囲まれて育った世代。それまでの世代とは異なり、デジタルが当たり前の環境に育まれた、独特の感性や価値観を持っていると言われています。
注目されているポイントは、その独特な感性や価値観からなる消費行動や労働観念にあります。この部分に各企業は着目しています。
なぜなら、社会人となる彼らを消費者、労働者として意識し、マーケティングや採用に大きく影響を与えると考えられているからです。
「ジェネレーションZ」の独特な感性や価値観
「ジェネレーションZ」の独特な感性や価値観について、特徴から要因を考えてみますと。まず、特徴として、
・景気後退の中、両親がやりくりして 自分を育ててきた現実を認識している
・人格形成の時期に多くの時間 インターネット接続している
・コミュニケーションはSNSを 通した交流のこと
・行動が速く、一瞬の満足を 得る習慣がある
・デジタル技術、製品への 適応能力が高い
などなど、ごく一部ですが特徴があります。
要因としてはどうやら、景気後退後の経済状況や、デジタル技術の進化などが、独特な感性や価値観の形成に大きく影響を与えているようです。
この特徴と要因を踏まえ、「ジェネレーションZ」の価値観や労働観の傾向を、下記のようにまとめてみました。
・恐怖・リスクを避けて、安全・安心を求める つまり安全・安定志向。
・収入を得る目的は「富を築くため」ではなく、「借金をしないため」という意識が強い
・安全・安定志向の背景には、「親たちの就労環境」の影響もあると推察される
・買うよりは、「借りる」「シェア」する傾向
・安全・安定志向は人間関係作りも同じ 親や仲間と他人を分ける意識が高く、 近くにいる人との付き合いを重視する傾向
・ITツールを使いこなすことで、価値観が多様化
故に「ITに強く」「表現力が豊か」こういった傾向が、若者が車を買わなくなったや、未婚率や出生率に関係している可能性もあるといった、見解もあるようです。
団塊、バブル、ゆとりなどなど、こういう世代ごとの分析やカテゴライズというのはいつの時代もよくある話です。
その世代の人がすべてこの分析に当てはまる訳もないと私は思っています。「ジェネレーションZ」とカテゴリーされる人々の中にも、車大好き、アグレッシブに何でもチャレンジする人は必ずいます。
先入観や決めつけで「○○世代」だから、こうなんでしょうというのは、あまりよくないことですが、世代の特徴や傾向を知ることは大切。
今回、「ジェネレーションZ」について書いてみて、これから他にも「○○世代」がどんどんでてくると感じます。そして、こういうことを肯定、否定する前に、まずは、しっかりと知るということが重要なことなんじゃないかなと感じます。