顔の見えないコミュニケーションコミュニケーション
ナックの松田です。「GReeeeN」という音楽グループをご存知でしょうか?2002年に結成され2007年にメジャーデビューした4人組の音楽グループです。映画、CM、エンディングテーマなどにたくさん楽曲が提供されており、「キセキ」「愛唄」は、タイトルはピンとこなくても聞いたら分かる方が、結構、多いのではないでしょうか。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この「GReeeeN」という音楽グループは、、、
「顔出しNG」を徹底していることが特徴です。
テレビ、雑誌にも一切、顔を出さず、ライブも映像での出演と、素顔をさらさずに、トータル100万枚以上のCDを売り上げる、とってもユニークな音楽グループ、これが「GReeeeN」!
その「GReeeeN」がついに!?
そんな顔出しNGの「GReeeeN」ですが、なんと、4人そろってテレビ初出演!!するそうです!!数々のヒット曲を生み出し続けてきても、10年以上ベールに包まれていた素顔が、明かされる時がきました。
曲は聞いたことがあっても、CDは買ったことがないにわかな私でも、とっても気になります(^^)
ちなみに、「顔出しNG」は、戦略ではなく、そうせざるおえなかったようです。デビュー当時は、まだ大学生で歯医者になるための国家試験を目指しているという状況で、ゆくゆくは絶対に歯医者になるんだという強い想いが持っていたそうです。
ただ、音楽ももちろん本気でやりたいと思っている。その両立をどうしたらいいかと考えたときに、、、
もし有名になった場合、歯医者のほうに治療を必要としない方が来てしまって、治療をしたい患者さんに迷惑がかかることは耐え難い。ということで、音楽は顔を伏せてやることになったそうです。
歯科医と音楽どちらかだけでも、ものすごく大変な道を歩むと決めた、彼らの意思の強さ、姿勢がとても、かっこいいと思います。そして、はれて歯科医にもなり、音楽でも大成功と最高の結果をだしました。
顔を出せないのは、音楽グループという立場では、一見ハンデのようにも思えます。ですけれども、「GReeeeN」の場合には「顔出しNG」という選択はいろいろな意味で正解だったのかもしれませんね。
顔の見えないコミュニケーション
さて、今日は「GReeeeN」の話題から、「顔出しNG」をキーワードにあげました。ちょっとニュアンスは変わりますが、現代では「顔出しNG」が一般的に、当たり前になってきています。
インターネット、SNSの爆発的な普及により匿名でのやりとり、いわゆる、、、「顔の見えないコミュニケーション」が増えてきてます。
でも、「顔の見えないコミュニケーション」はSNSなどが影響する以前にも、電話だけでしか話したことがないなど、ビジネスの世界ではありがちなことですよね。直接行かなくても会わなくても、事が足りれば、時間を確保することができて、業務の効率化などメリットにつながります。
デメリットして、コミュニケーション能力の欠如や人間関係の構築を苦手な人が増えるなど長期的な目線ですがいろいろ懸念されています。極端な話ですが、効率化を優先し、コミュニケーション、人間関係が苦手な人が増えていく、そういった人が、、、お客様や一緒に働く仲間になる可能性が大いにあり、また、自分自身も同様にそういう状況になる場合もあるかもしれません。
2017年には世界のインターネット利用者の75%が、スマートフォンなどのモバイル端末に占められるという記事もでておりました。恐らく今後ますます、「顔の見えないコミュニケーション」は増えていくことでしょう。
ここには、メリットもありデメリットもあります。どんなに技術が発展しても行きてく上でコミュニケーションは絶対不可欠なものです。新たなコミュニケーションの形にも折り合いをつけて、上手く付き合っていくことが、求められる時代になってきているかもしれません。