無駄遣いしない、できない商品・トレンド,市場動向
ナックの松田です。突然ですが、「ポチった」ことありますか?私は、今、ポチりそうになる衝動にかられている真っ最中です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「ポチる」とは、ネットの通販サイトで何か商品を購入することを指します。「ポチ」はマウスをクリックした音を表現していて、ネット通販サイトで買い物をしていて購入ボタンを押したという事です。
この用語の元ネタになったのはアニメ・ヤッターマンの登場人物であるボヤッキーというキャラが何かボタンやスイッチを押す際に「ポチッとな」という台詞からのようです。今のネット通販は、、
届け先、クレジットカードを登録してしまえば、入力作業に煩わせられることもなく、1~2回のクリックで購入が完了してしまうお手軽さ。。。
時間を気にせず、24時間、365日いつでも、買える万能さ。。。
売ってないモノってあるのかな?と思える程の品揃え。。。
しかも、次の日には届いてしまう、スピーディーさ。。。
購入後にも、これを買った人は、こんなものも買っていますと、さり気なく関連商品を教えてくれる優しさ。。。
どんぶり勘定からくる衝動買い気質の私には、とっても誘惑の強いサービスです(汗)
無駄遣いしない、できない。
冒頭でネット通販についてふれさせて頂きましたが、もちろん、たくさんの方がもう既に、利用されていると思います。
一昔前の通販といえば、健康食品や健康器具などあまり店頭では見ない商品が主でした。しかも、アタリ、ハズレがあって当たり前と、思われている部分があり、むしろ、それを楽しむ傾向にある層さえ、いると言われておりました。
それが、今では、CD、DVD、本や、ハズレたら大変そうな家具、家電、食品、車まで、日常のあらゆる商品が取扱されています。
取扱されているだけではなく、実際に、日常の雑貨や食品などすべてを、ネット通販で賄う人も少なくありません。日常の雑貨や食品を購入してハズレを楽しむ人は、恐らくいませんから、消費者の考えが一昔の通販を利用している時より、確実に変わっています。
その要因のひとつとして、経済の不安定が続く日本において、消費者は「モノを消費する」事を抑制する傾向にあります。
しかし、それは、消費することに関心がなくなったというわけではないようです。むしろ、、、「抑制された中でいかに消費するか」ということに考えがシフトされています。
消費者は無駄遣いのないように計画をたて、その計画に基づいた消費を行なおうとしています。
また、無駄遣いはお金だけではなく、モノを探す、買いに行く手間や時間も無駄遣いしないという傾向にあります。
世帯に関していえば、共働きが当たり前になりつつある世の中では、お金も時間も手間も無駄遣いしないのではなく、できないと表現したほうが、しっくりくるかもしれませんね。
お金も時間も手間も無駄遣いしない、できない消費者とネット通販の需要と供給がばっちり噛み合っていることが普及の要因です。
そして、購入までに壁となる制約をどんどん取り払うよう進化を続けていますし、そこに消費者も魅力を感じています。
この流れは、住宅ローンやリフォームなどが、ネットから申し込めたりと、住宅業界にも影響を及ぼしつつありますよね。
住宅に関しては、直接会わずに購入することは、ほぼ無いケースですので、ネット通販のすべてが、当てはまるとは思いません。
でも、商品や宣伝方法は、もちろん重要なことですが、これからの時代、消費者が購入までに何が?どこが?壁=制約と感じているかを察知し対応していく必要があると思います。
これは、当たり前、当然のことかもしれません。ただ、今の時代は何でも変わるスピードが驚くほど、早いです。人の考え、技術、とりまく環境がめまぐるしく変化していきます。
この変化を察知し確実にキャッチしていくことが、とても重要になってくるのではないでしょうか。
P.S
ちなみに、私が今、ポチりそうになっているのは、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」という海外ドラマのDVD-BOXです(^^)
アメリカ政治が舞台で、1人の下院議員が欲望、復讐、様々な感情を胸に己の手でのし上がっていく様が、描かれています。
アメリカの大統領が注目を浴びていますが、あのオバマ大統領もハマっていたみたいです。 ファーストシーズンを見ましたが、むちゃくちゃハマってしまいました\(^o^)/
続きが見たくてたまらないのですが、おこづかい制の私には、おいそれとポチッとできない価格なので、しばらくは我慢したいと思います。