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今まで、夢を買ったことがありますか?集客・マーケティング,営業・接客,心理学

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心理学
2016.6.6

ナックの松田です。ナックの松田です。今まで、夢を買ったことがありますか?いきなり突拍子もない問いかけをしてしまいましたが、これを思いついたキッカケがこんなWebサイトでした。


《当せん前提! “仮予約専用” 7億ドリームカタログ》


このサイトは、5月11日(水)から6月3日(金)まで発売していたドリームジャンボ宝くじで、7億円当せん前提で、数万から数億円まで夢の高額商品を仮予約できるなんとも夢のあるWebカタログサイトです(^o^)しかも、全国自治宝くじ事務協議会公式で!


もしも宝くじ当たったら、なに買う?


誰しもが、こんな何気ない会話を、一度はしたことがあるもしくは耳にしたこがあるんではないでしょうか。

このサイトは、「当たったら、なにを買う?」をシミュレーションし、そして、なんと、、、仮予約ができてしうまうんです!

対象の『ドリームジャンボ宝くじ!』は一等前後賞合わせて7億円です!購入の際は、ドリームジャンボ(第694回全国自治宝くじ)1等・前後賞合わせて7億円に当せんすることが条件となります。

サイトの内容は、7億円当たったら、どうしましょう?え~どうしよう!どうしよう!金額が大きすぎて、使い道がわからない!!そんな人の為に、7億円あったらなにが買えるのかを検討できる超最高級商品を、厳選したWebカタログになっています。


具体的にどんな商品があるのかというと、


“ダイヤモンドヘッド一望のハワイの豪邸 ”『5億2,128万円(税抜き)』
“ランボルギーニ・アヴェンタドール LP700-4(車)” 『4,438万4,000円(税抜き)』
“豪華プライベート花火大会 5万発(約2時間)”『5億円(税抜き)』
“年末ジャンボ宝くじ約7億円分”『6億9,999万9,900円』


他にもたくさん夢のような贅沢が掲載されています(^o^)


ちなみに、全て税抜き価格なのが、注意点みたいです!
7億円の消費税8%は560万円、車1台らくらく買えちゃいますね(^o^)こんな、ちょっとジョーク交じりな公式サイトですが、ワンクリックで予約できて無料なので、私も実際に仮予約してみました。


いざ、仮予約してみたら、あ~車買っても駐車場ないしな~世界一周クルーズ126日間、行く時間あるかな~なんて、まだ、当たってない買ってもいないのに、割りと真剣に商品を選んで仮予約してました!


そして、終わって気づいたんですが、まぁ~仮予約したら・・・それは、宝くじ買っちゃいますね(笑)


普段は、宝くじは、CMで、当選金額、販売終了日を大々的に告知し、購買を促していますよね。このサイトは、それとは、少し違ったアプローチでジョークみたいなオモシロ企画でもありながら、全然、買う気のない人に、宝くじを買うまでの動線をしく様な役割が狙いなのかもしれません。


私は、まんまと、その動線に沿って、購入したわけです\(^o^)/


マーケティングのセオリー


宝くじの例をあげましたが、今回の買うまでのプロセスを注意深くみてみると、マーケティングに関連するある法則にいきつきます。


その法則では、商品を買おうとする顧客心理を下記のように表しています。

・注目(Attention)
・興味(Interest)
・欲求(Desire)
・記憶(Memory)
・行動(Action)

この頭文字をとって、「AIDMA(アイドマ)の法則」といわれております。


この法則は1920年代から、マーケティングのセオリーとして、広く知られております。これを、今回の宝くじを買うまでの、プロセスに当てはめて、簡単に流れを書いてみます。


注目(Attention)

『当せん前提! “仮予約専用” 7億ドリームカタログ』という、「え?当せん前提?仮予約?」「そんな話聞いたことない」と見た人に思わせるような、サイトを立ち上げ、注目を集める。

興味(Interest)

サイト内であらゆる超高額商品をラインアップし、興味を持たせる。

欲求(Desire)

商品に興味を持たせるだけでなく、仮予約をさせることによって、商品に対しての欲求を高める。

記憶(Memory)

欲求を高めるだけでなく、超高額、豪華賞品を仮予約させることによって記憶に残す。そうすることによって、既に、宝くじを買っている人は、抽選日がより待ち遠しくなりますし、買っていない人は、販売終了日が迫っている衝動に駆られやすくなる。

行動(Action)

注目をし、興味をもち、欲求が高まり、記憶に残ったら、最終的に、行動=購入に至りやすくなる。という形で、顧客心理をうまくとらえた、理にかなった戦術ですね!


その後をイメージさせる


宝くじの当せん後を、イメージする場合、多くの方が、現実的な使いみち、住宅ローンの返済や貯金など、に視線が行きがちになってしまうと言われております。


これは、当せんしたあかつきに得られる超高額なお金を使ったことがない、だから、使いみちをイメージできないのが、ひとつの要因です。


これは、実は、住宅購入にも、置き換えられます。住宅は住む前に、購入後の暮らしをイメージすること、または、事前に実感するのが、難しいですよね。


住宅を購入するのが初めての場合は尚更です。購入後のイメージができないと、購入意欲も弱くなります。


これを踏まえて、住宅の場合は、一例ですが、「幸せな暮らし」というゴールから逆算して、「注目」「興味」の段階から、そのゴールに目を向けさせるような組み立てをし、お客様の意識を育てていくとこと。


当たり前のような話かもしれませんが、お客様に「暮らしをイメージしてもらう」これをポイントに営業プロセスを組み立てることが大切なポイントになります。

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