このメールを見てくれたあなたへ、特別なメッセージです営業・接客,心理学,コミュニケーション
こんにちは。ナックの冨田です。
先日、プロのバレーボールの試合を見にいった時のこと。たまたま観戦チケットが当たったので、気軽な気持ちで見に行ったのですが、やはり、テレビで見る試合とは、迫力が全然違います。
今でこそ、飛べないブタに成り下がっている私ですが、学生時代にはバリバリのバレーボーラーでした。それもあって、プロの選手のプレーに魅せられて終始、興奮して試合をみていました。
そんな中、体育館の壁に貼ってあった、ある一枚のポスターが目に入ってきました。
■ 大好きなあの人の声が耳もとで・・・
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ふむふむ。。
そのポスターを見ると、なにやら、
ラジオを無料で貸し出していて、
今やっている試合を解説している音声が、
リアルタイムで聞けるとのこと。
なんか面白そうだし、無料だし、
ということで、ラジオを借りることにしました。
早速、ラジオの電源を入れて、
周波数を合わせて、っと。
すると、、、
おっ、聞こえる聞こえる。
テレビで実況中継している感じで、
アナウンサーらしき人と、
私が大好きな元日本代表選手の二人で
試合の様子を解説していました。
どうやらこのラジオの解説ですが、
この試合会場にいる人だけに向けた
チャンネルでした。
まぁ、バレーの試合の様子を
音声だけで伝えるのは無理がありますからね。
目の前で、プレーを見ている前提で
解説をしていました。
けど、この会場にいる人向けといっても、
観客をざっと見ても、2000人もいるかどうか。
さらに、周りを見渡しても、
ラジオを聴いている人はほとんどいない。
いくらなんでも、
聞いている人はかなり限られるんじゃない?
と思っていた矢先・・・
解説をしている元日本代表の方が、
こう発言したんです。。。
■ 特別な関係が生まれる瞬間
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「私たち、こうやって解説してますが、いま一体、
どれだけの人が聞いてくれているんですかねぇ?」
!!!
私「(今まさに同じことを思ってたよ〜!
あまりラジオを聴いている人は少なそうだけど、
自分は聞いているよ!)」
と、心の中で、
応援メッセージを送っていると、
「いまこのラジオを聴いている人、
ちょっと手を振ってもらっていいですか?」
私はちょっと恥ずかしい気持ちもありながらも、
手を振ってみました。
すると、、、
「あぁ〜、ポツポツいますね〜」
と。
私「(おぉ〜、自分のことを見てくれた!)」
こんなやり取りをしているなんて、
ラジオを聞いていない周りの観客は
知る由もありません。
なんでしょう、、、
この、降ってわいてくる、
特別感。。。
解説をしている二人に対して、
親近感が一気にわいてきました。
特に、もともと大好きだった
その元日本代表選手の方については
誠に勝手ながら、絆ができました(笑)
■ 「みんな」ではなく「あなた」
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相手からメッセージを受け取る時。
多くの人に対して言っている言葉よりも、
自分に対して特別に言ってくれている言葉の方が、
ダイレクトに伝わってくるものです。
ラジオという、
不特定多数に発信しているメディアでも
伝える相手を絞って伝えることで、聞き手も、
特別なメッセージとして受け取るわけです。
これは、あなたが
お客様と距離を縮めていくうえでも
とても大切なことです。
例えば、見学会に参加したお客様へ、
お礼状を送る場合。
明らかに、他の参加した人にも
同じものを送っているだろう文面になっている・・・
例えば、見学会の案内を
ダイレクトメールで送る場合。
新聞に折り込むチラシを
そのまま送るだけになっている・・・
他の大勢の人にも、
同じことを言っているようなメッセージでは、
特別感が生まれることはありません。
出来る限り、一人の人だけに、
伝えるメッセージになればなるほど、
特別感は生まれてきます。
ちなみにですが、
私もこの工務店MBAメルマガを
読んでくれているあなたに対しても、
「みなさん」
ではなく、
「あなた」
というようにお伝えしているのは
このためです。
あなたが、
一度に多くのお客様に伝える場合は、
特に、この点を気を付けてみてみてください。
他の人にも、同じことを言っているような
メッセージになっていませんか?
私のことを、ちゃんと見て言ってくれている、
そんな特別感が生まれるメッセージになっていますか?
このメールを最後まで見てくれたあなたへ、
特別なメッセージとなれば嬉しいです。
工務店MBA事務局
冨田泰司