そういえば、宿題は終わった?【2014年9月1日】
2014.9.1
こんにちは。 ナックの冨田です。 先週、お子様がいるご家庭では、 さぞかし大変な1週間だった、という ご家庭もあったかもしれません。 8月最後の1週間。 そうです。。。 夏休みの宿題です。 1か月ほどある夏休み。 今年こそは宿題を早めに終わらせて 気兼ねなく遊ぶんだ! そう勉強机に向かって 意気込んでいたのは、 夏休み初日の午前中だけ。。。 少しずつでもやっとけばよかったと 自責の念にかられるのは、 夏休みが残り1週間になってから。 それでもまだ大丈夫だと、 遊びほうけて、夏休み終了3日前。 これは本気でマズイと、 とてつもない集中力で宿題をこなしていく 怒涛の3日間。 夏休みの宿題には、 いろいろな思い出があるのでは ないでしょうか。 最近では、 「夏休みの宿題 代行サービス」 というとんでもない業者もでてきて ニュース等でも話題になっていましたね。 悲しいことに、 受付できませんとサービスの依頼を 断られるくらい、大盛況だとか。 それだけ依頼をする親がいるということ。 考え方は人それぞれだとは思いますが、 いったい、何のための宿題なのか。。。 そこで今週は、 「宿題から学ぶ、大切な3つの心得」 についてお伝えしたいと思います。 ■ 夏休みの宿題から学べること ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まず一つ目は、当然ですが、 「知識の会得」 です。 学校で学んだことを ドリル等で復讐することで、 知識を深めたり応用力をつけたり。 そもそもの宿題の 大目的でもありますよね。 そして二つ目ですが、 「期日内に終わらせる意識・力」 です。 宿題をやって、正解が多いとか 間違いが多いとか、ではなく、 期日内に終わらせたかどうか。 子供のころに、この宿題を、 期日内に終わらせるトレーニングだ、 という意識をもってやっていたという人は、 少ないと思いますが、とても大切なことですよね。 最後の3つ目ですが、 「何をすべきかが明確」 ということです。 算数であれば、この方程式を解きましょう。 国語であれば、読書感想文をかきましょう。 理科であれば、自由研究をしましょう。 各教科ごとに、何をすればいいのか、 明確に決められているということです。 これがただ漠然と、 算数の勉強をしておきましょう。 国語の勉強をしておきましょう。 理科の勉強をしておきましょう。 だったとしたら、 宿題をやる生徒はほとんど いなくなってしまうでしょうね。 さて、宿題を通じて、 この3つの大切なことを、 あなたも通ってきたはずです。 これらの宿題は、 子供のころだけで終わる話ではなく、 大人になって役に立つことを 学んでいるんです。。。 ■ 何を?いつまでに? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大人になり、社会人になると、 学校のように宿題を出してくれる人は 残念ながらいません。 ですので、先ほどお伝えした、 「3つの心得」については、 すべて自分で決めていくしかないんです。 例えば、「やること」について。 経営者であれば、 たくさんの「やること」を 決めていかなければいけません。 ・経営 ・商品 ・集客 ・営業 ・マネジメント などなど。 さらに、宿題のように、 具体的に何をしなければいけないかを、 決めていかなければいけません。 明確に決めていないと、 算数の勉強をしておきましょう。 国語の勉強をしておきましょう。 理科の勉強をしておきましょう。 という宿題を出された子供のように、 何も先に進まないという状況に成りかねません。 そして、やることを決めた後に もう一つの大切なことがあります。 それは、、、 「いつまでにやるか」 というスケジュール、 期限を決めるということです。 夏休みの宿題のように、 8月31日までに、と決まってあれば、 否が応にも終わらせようと頑張ります。 この夏休みの宿題ですが、 例えば締め切りを8月31日ではなく、 8月10日までに、と決めたとすれば、 その期日に合わせて終わらせようと 頑張るはずです。 社会人になると、 これがなかなか大変です。 誰が決めるわけでもなく、 自分で期日を決めるというのは、 理屈で考えている以上に大変です。 でも、あなたも含め、 夏休みの宿題をやってきた子供は、 キリギリだろうとも、期日を決めて やってきたわけです。 できないわけでは、ないんです。 「やることを決めていない」 「やることを決めていても いつまでにやると期限を決めていない」 そんな状況であれば、 時間がかかってでも、結果失敗したとしても、 決めてやっていったほうが学びや成長は たくさんあると思います。 さて、夏休みの宿題を終えた 子供のころのあなたから見て、 大人になった自分はどう写っていますか?? 子供の夏休みが終わった今だからこそ、 振り返ってみてはいかがでしょうか。 工務店MBA事務局 冨田泰司