地元の人はまず行かないですよ・・・【2014年8月4日】
2014.8.4
こんにちは。 ナックの冨田です。 先日、札幌に行きました。 ええ。仕事です。 ただ、仕事とはいえ、 普段めったに行かない場所に行くと、 自ずとテンションもあがっちゃいます。 (せっかくだし、 美味しいものも食べたいな・・・) 脳ミソの隅っこのほうで“誰か”が 念仏のようにブツブツと唱えています。 仕事が終わるまでは、 聞こえない振りをしていましたが(笑) そして仕事がひと段落し、美味しい食を求めて お店探しをしていたのですが、その中で、 大きな気づきがあったんです。。 ■ 美味しいお店を求めて・・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ネットやパンフレットなどで お店を探していると、数々の名店が並ぶ ラーメン街があることを知りました。 味噌ラーメン発祥の地ともいわれるこの札幌で、 ラーメンを食べないわけにはいきません。 そのラーメン街は有名で、 多くの観光客が押し寄せるそうです。 早速行ってみようと思ったのですが、 よく道がわかりません。 そこで、自転車に乗って信号待ちをしていた 地元民だと思われる青年に場所を聞いてみました。 私「すいません。ラーメン街ってどこですか?」 青年「ここを真っ直ぐ行ったところにありますよ」 私「そうなんですね。ありがとうございます!」 青年「でも、あまりおススメしないですよ」 私「えっ!?」 青年「地元の人はまず行かないですよ。 この近くで行くなら●●ってお店がおススメです」 なんとっ! まさかの展開! 場所を聞いただけなのに、 違うお店を勧めてくるなんて。。。 地元民がそこまで言うのなら、 そういうことなんだろう、きっと。 あと、地元民がおススメする 知る人ぞ知るお店という感じが またそそられるし。。。 ということで、結局、 その青年がおススメするお店に 行くことにしました。 ■ 基準が変わると行動も変わる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この何気ない会話の中に、実は、 私の行動を変えた“ある心理術”が 使われていたんです。 それは何かというと・・・ 『新しい判断基準を与えた』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ということです。 私の心理状況が どのように変わったのかというと、 地元民 ↓ 美味しいお店を知っている ↓ お店選びのプロ ↓ 言っていることは正しい ↓ おススメのお店に行こう という流れの中で、 「観光客で繁盛しているお店 ⇒ 美味しいお店」 という概念や価値観が、 「地元の人は行かない ⇒ 美味しくないお店」 という考え方に変わったんです。 実際、美味しいか美味しくないか、ではなく、 地元民(お店選びのプロ)の情報で、 判断基準が変わったことで行動が変わった ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ということが 今回メルマガでお伝えしたい事なんです。 ■ あなたの会社が選ばれるために・・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 当然、家づくりを考えているお客様にも、 同じことが言えると思います。 家づくりを考えているお客様は、 どんな会社を選べばいいのか? といった情報を絶えず探しているんです。 ですので、その中であなたの会社は、 そのお客様に対して、 どんな住宅会社を選べばいいのかの判断基準 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ を、お客様に伝えていくことが 大切ですよね。 お客様への接客もしかり。 部材や性能、工法もしかり。 家づくりの進め方もしかり。 同じ情報でも、どのような基準をもとに その情報を判断すればいいのか? その判断をするための“モノサシ”を しっかりとお客様に提供することで、 あなたの会社を選んでくれる理由にも つながっていくと思います。 さて、あなたの会社が、 お客様に選ばれるための判断基準は何ですか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ いま一度、振り返ってみては いかがでしょうか。 工務店MBA事務局 冨田泰司