お客様から共感を得る“数字あそび”【2014年7月21日】
2014.7.21
こんにちは。 ナックの冨田です。 最近、電車に乗っている人の 手に持っているものが変わってきました。 2年ほど前は、 スマートフォンを持つ人が増えたなぁ と感じていたのを覚えています。 が、ここ最近では、 そう、、、 iPadなどのタブレットを 持つ人が増えてきたなぁと感じます。 2年ほど前には電車の同じ車両の中に、 タブレットをもっている人が一人いるかどうか、 という割合でしたが、今では、2、3人は当たり前です。 もちろん、もっと多い時もあります。 少し気になって調べてみたところ、 ある調査によると、タブレットの所有率は、 約25%だそうです。 つまり、4人に1人は タブレットを持っているということに。。。 「思いのほかタブレットが普及しているなぁ」 というようなことを、 今回お伝えしたいのでは、、、ありません。 少し視点を変えて、 「数字の伝え方」 についてお伝えしたいと思います。 ■ 具体的な数字はわかりやすい? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 普段生活をしていて、 様々なところで「数字」を見たり、聞いたり することが多いと思います。 数字は読んで字のごとく、 数を文字にして表したものなので、 具体的で伝わりやすいですよね。 「大体これくらいの人数」 と伝えるよりも、「3人」と、 数字が入ることで伝わりやすくなります。 ただし、 数字があまりにもたくさん出てきたり、 数自体が大きすぎると、逆にイメージできなかったり 伝わりにくくなることもあります。 例えば、 ---------------------------------------- 端末別の所有率はiPadが47.4%ですが、 前回までの6割越えから約15%低下。 一方で、Nexus(前回9.2%→15.5%)、 Kindle(前回2.9%→5.8%)など上昇・・・ ---------------------------------------- 2012年Googleで検索された回数 100万兆 ---------------------------------------- Facebookの1日あたりの「いいね!」件数 27億いいね! ---------------------------------------- など。 アンケートなどの調査結果については 数字が多くなるのは仕方ないですが、 Googleの検索回数やFacebookのいいね! の数など、凄そうですがいまいち ピンときません。 そこで、数字を より伝わりやすくするために、 数字を変換する ~~~~~~~~~~~~~~ ということが効果的です。 ■ ジョブズも実践する“数字の伝え方” ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Googleの検索回数やFacebookのいいね! の数字を変化してみると、、、 ---------------------------------------- 2012年Googleで検索された回数 100万兆 → 一人あたり1日約45回 ---------------------------------------- Facebookの1日あたりの「いいね!」件数 27億いいね! → 1秒間に約3万いいね! ---------------------------------------- どうでしょう。 少しはその数の凄さが イメージがしやすくなったのでは ないでしょうか。。 Appleの創業者であり、 人を引き付ける圧倒的なプレゼンが 印象的なスティーブジョブズも この手法をうまく使っていました。 iPhoneを発売した時、 iTunesの音楽配信ダウンロード数を 「1日に500万曲売れる」 とはじめに伝えていましたが、その後に、 「1秒間に58曲売れている」 と単位を変換させて 伝えていました。 相手にわかりやすく、 伝わりやすくするためには、 こういった方法が効果的ですね。 ちなみに、冒頭のタブレットの話でも、 この「数字の変換」を少し取り入れてみたんですが、 お気づきになりましたか? ・電車の車両の中で2、3人 ・4人に1人 など。 よりイメージしやすい数字に変換をして 伝え方について意識をしてみましょう。 ■ その数字をイメージできるかどうかが大切 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ さてこれを、 あなたの仕事に置き換えて 考えてみてください。 たくさんの数字に囲まれて 仕事をしていると思います。 そしてその数字を お客様に伝える場面も たくさんあると思います。 例えば、、、 ・セミナーを年に●回開催した実績 →過去●回実績あり(累計へ) →実績のあるセミナーだと信頼度がアップ ・打ち合わせが半年かかった →180日考え抜いた(年から日単位へ) →時間をかけてこだわり抜いた家だという 家自体の魅力がアップ ・お客様と会った回数 →●時間を超える打ち合わせ(回数から時間へ) →それだけ時間をかけて対応してくれる 丁寧な会社だという安心へつながる ・月々の支払いが1万円高くなる →旦那さんのお小遣いが1万減る →単位は一緒だが相手の生活に結びつく表現に 変化することでイメージしやすくする。 などなど。 例えが良いか悪いかはおいておくとして。。。 普段お客様に伝えている数字が、 それが本当に一番伝わりやすいのか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ もっとわかりやすい伝え方はないか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ という視点で数字を見てみると 今までと違った伝え方が みえてくるかもしれません。 数字はひとつでも 伝え方は何通りもあると思います。 ただの数字ではなく、 お客様がイメージしやすく、 実感できる数字として伝えていきましょうね。 ぜひ、あなたの身の回りにある数字を見つけて お客様に共感をしてもらえる“数字あそび”を してみてはいかがでしょうか。 工務店MBA事務局 冨田泰司