共感を生む文章心理学
よく使う、このフレーズ
ホームページなどのデジタル媒体や紙媒体でもよく見るフレーズの中で、
共通している気になる点があるのでシェアしたいと思います。
これは、気づかないうちに陥ってしまう盲点だと言ってもいい点です。
それは、
「●●」とお思いの方のように、
ターゲットを絞り込むときによく使うフレーズです。
ターゲットが抱えている悩みや要望などを直接的に表現することで、
ターゲットの注意をひいたり、共感につなげることができるフレーズですね。
「安心して暮らせる家を建てたい」とお思いの方
「健康で快適な家づくりがしたい」とお思いの方
「夏涼しくて、冬暖かい家が欲しい」とお思いの方
「安心で安全な家に住みたい」とお思いの方
「住み心地のいい家に住みたい」とお思いの方などです。
さて、これらの文章をみて、違和感をおぼえた方はいらっしゃいますか?
これらの文章は、一見、いい文章のように見えるかもしれません。
でも、よ~く文章を見てみてください。
(もう一度同じ文章を記載します↓)
「安心して暮らせる家を建てたい」とお思いの方
「健康で快適な家づくりがしたい」とお思いの方
「夏涼しくて、冬暖かい家が欲しい」とお思いの方
「安心で安全な家に住みたい」とお思いの方
「住み心地のいい家に住みたい」とお思いの方
これらの文章・・・実際に見ている人が思い浮かべる、
「心の声」になっているでしょうか?
頭の中の「リアルな会話・言葉」として書かれているでしょうか?
『共感するかどうか』という点でいうとどちらでしょうか?
例えば、「安心して暮らせる家を建てたい」という言葉。
実際にこのフレーズをリアルに頭の中でつぶやくと思いますか?
安心して暮らせる家。当たり前ですよね。
雨の日に雨漏りするか心配しないといけない家は誰も想像しないと思います。
台風が来て屋根が飛んでしまわないか
心配しないといけない家も想像しないですね。
防犯面での安心も、この時代では当たり前です。
実際に、お客様の頭の中や心の声を反映しているフレーズとは言えません。
そのため共感も生まれません。
これを、実際に言うであろう言葉に変換して伝える必要があります。
どんな不安が現状あって、だから、どんな安心を求めているのか?
これを具体的に掘り下げ、書き出すことが重要です。
実際に接客したお客様が言った言葉ならOKですが、
想像で書く場合には、この言葉、実際に言うかな?
とチェックしてみてください。
共感を生むフレーズを考えるときには
お客様の気持ちになりきって表現すると質が高まります。
いま一度、考えてみてください。