「ホームページ反響:資料請求よりも『来場予約』を増やすには?」集客・マーケティング
かつて、ホームページからの反響は「資料請求」が主流でした。
しかし、5年ほど前から「来場予約」の比率が徐々に増加し、
コロナ禍でさらに加速しました。
現在では、ホームページ反響の過半数が
来場予約であるビルダー・工務店も珍しくありません。
一方、ホームページ経由の来場予約獲得を試みているものの、
うまく獲得できていない会社もあります。
もちろん資料請求も見込み客の獲得であることに変わりないのですが、
できれば資料請求より来場予約を強化したいと
お考えの方も多いでしょう。
今回は、ホームページにおいて
来場予約を増やすためのチェックポイントを紹介します。
来場予約を促す「導線」を考える
まずは、ホームページ内に「来場予約につながる導線」が
十分に設けられているかを確認しましょう。
モデルハウスやショールームをお持ちの会社であれば、
まずはモデルハウスなどの紹介ページへ誘導し、
来場予約を促すというのが一般的な流れです。
モデルハウスなどがない場合は、
相談会や見学会の案内から予約を促すといった感じでしょう。
最も効率的な方法は、すべてのページに表示する追従ボタン
(ページをスクロールしても表示され続けるボタンやバナー)へ、
モデルハウス紹介などへの導線を表示する方法です。
おそらく多くの会社で取り組んでいるかと思いますが、
未実施の会社はこれだけでもモデルハウス紹介などの
アクセス数増加が見込めますので、必ず追加しましょう。
すでに実施済みの会社も、
見せ方の工夫で来場予約への誘導数を増やすことが可能です。
多くの場合、ホームページの追従ボタンは来場予約の他に
「資料請求」「電話」など複数のボタンを並べていると思います。
来場予約を重視するのであれば、
来場予約ボタンの色・大きさ・文言などを変え、
他のボタンより目立つよう工夫することで、
より多くのクリックを促すことができます。
追従ボタンさえあれば、ホームページ上の全ページから
来場を促す導線が存在することになります。
ただしこの他にも、
トップページ上部のように多くのお客様の目につく位置には、
来場予約への導線を積極的に設けましょう。
モデルハウス紹介と来場予約が別ページの場合は、
モデルハウス紹介において、積極的に予約を促すことも必要です。
「ただ予約ページを作る」だけではなく、
お客様にアクセスしていただくための工夫が必要です。
ただし、闇雲な誘導は
お客様の印象を損なう可能性があるので注意しましょう。
来場予約したくなる「見せ方」を考える
来場につながるページへの導線を設けてアクセス数を増やしても、
そこで紹介されているモデルページや見学会などの情報が
魅力的なものでなければ、
お客様からの予約を獲得することはできません。
「この建物を見てみたい」と思っていただけるような
情報発信が求められます。
10月に配信したメルマガでも解説しましたが、
まずは以下2点をしっかり伝えなければなりません。
・建物の見どころ
~自社の特長を反映した点を、
初心者のお客様にも分かりやすく伝える
・見学のメリット
~WEBだけでは分からない快適性や質感が分かることを伝える
加えて「予約することのメリット」も伝えましょう。
商品券などプレゼントを実施している場合は、
特に積極的な訴求が必要です。
前述の「追従ボタン」や「トップページのバナー」において
プレゼントをPRすることも非常に有効です。
ビルダー・工務店の方の中には来場プレゼントの必要性に
疑問を持つ方もいらっしゃるかと思いますが、
来場を検討中のお客様の「最後のひと押し」
になるケースも多いようです。
また、お客様目線で見た「予約のメリット」は、
決してプレゼントだけではありません。
当日スムーズに見学できる
・混雑時も待たずに済む
・事前に知りたいことを伝えておけば詳しい説明を受けられる…など、
予約には多くのメリットがあります。
ホームページ上ではこれらの点もしっかり伝え
「モデルハウス見学を有意義な時間にするためには、
事前予約したほうが良い」とご理解いただけるよう努めましょう。
(情報提供:住宅産業研究所)