秘密の力心理学
今回は『秘密の力』についてお伝えします。
想像してみてください。
いま、あなたが持っている「秘密」が
あるとします。
他の人には言いたくないような秘密だったり、
中には、他の人には言えないような(バレたらマズイ)
秘密が思い浮かんだかもしれませんね(笑)
それだけ、秘密にしている情報には
価値があると感じているはずです。
これを逆に、
「秘密にされている」
という状況になったとしたら
どのように感じるでしょうか。
自分が持っている秘密と同じように
秘密の情報について価値を感じているので
秘密にされると…
知りたい、見たい、聞きたい
という心理が一般的には働く傾向にあります。
この「秘密」という言葉は、
お客様の心を動かす上で、非常に効果的です。
一見、ありきたりな言葉なので
意識的に使っていないことがよくありますが、
秘密がもたらすお客様の行動心理について
簡単にご紹介したいと思います。
秘密という言葉が効果的な理由として、
2つの潜在的な理由があると言われています。
ひとつは、
秘密の情報を信じる(信じたい)
という心理が働くからです。
私たちは、子供の頃から
「秘密」に触れ続けていて、
良くも悪くも秘密を信じるように
植えつけられています。
これが当たり前で、常識であるかのように…
例えば、
おいしい料理には、必ず
「秘密のレシピ」や「秘密の調味料」があると
ほとんどの人が信じています。
その他にも、
国家機密やスパイが持っている情報は
秘密にされているから正しいだろうと信じている。
というように、
秘密にされている情報は信じる
という心理が働くということです。
そして、
もう1つの潜在的な理由として、
秘密を信じる必要がある
という心理が働くからです。
秘密を信じる必要がある、というと
少しイメージがしにくいかもしれませんが、
何か成功した人には、
それなりの秘密があるから成功したんだ
と思うことで、自分を納得させるような
心理が働く、などです。
逆に、失敗したり問題を抱えたときに
自分のせいじゃないと認めたくない心理が
働く傾向にあるということです。
以上の2つの潜在意識が働き、
自分でも気付かないうちに
「秘密の情報」
に心を動かされているのです。
この「秘密の力」を使わない手はありませんよね?
例えば、
ストーリーの中に「秘密」を盛り込んでみると、
===============
今まで●●だった●●が、
ある日●●という秘密を見つけて
それから●●ができるようになった。
その●●という秘密を公開します。
===============
という流れでストーリーを作ってみたり。
人というものは秘密を信じたり、
あるいはみんなが知らない秘密を知っている
グループに入りたいという欲求があります。
この欲求をうまく使うことで
お客様を行動させるきっかけをつくることができます。
完成見学会、資金セミナー、自社の商品など
まずはお客様に伝える情報を
書き出してみてください。
そしてそれを広告物の中で
「秘密の情報」として
伝えてみてください。
「秘密」というフレーズは
ありきたりな言葉なのは分かっちゃいるけど、
知りたい、見たい、聞きたい
という欲求が潜在意識をくすぐるので
逆らうことはできません。
この「秘密の力」を活用して、
お客様を動かしていきましょうね。