「きっかけはホームページです」←本当に??HP・WEB関係
見学会などイベントが終わった後、
必ずやらなければいけないことがあります。
さて、それは何でしょう?
参加者にお礼状を出すこと?
そうですね、確かにそれも
必ずやるべきことのひとつです。
でも、他にもあります。
それは・・・
『イベント結果について検証すること』
です。
検証するポイントはいくつかあります。
・新規客の来場数
・管理客の来場数
・利用した媒体と部数、費用
・想定した数との差 などです。
今回は、その検証する項目の中から
「行動するきっかけとなった媒体」について、
いわゆる「何を見て来場したか」
についてフォーカスしたいと思います。
来場者が「何を見て来場したか」を調べる際には
アンケートを使って調べたり、
直接質問をして聞いたりしますよね。
「新聞折り込みのチラシを見て参加しました」
「ポスティングを見て参加しました」
「友人(OB)から紹介されて参加しました」
「近くを通りかかったので参加しました」
など様々あるかと思いますが、
ひとつだけ注意をして
集計しなければいけない項目があります。
それは、
「ホームページを見て参加しました」
この回答です。
えっ??
何を注意すればいいの?
そう思ったあなたこそ
続きを読んでみてください。
「ホームページを見て参加した」
この言葉の裏側をしっかりと
把握しておく必要があるんです。
ホームページを見てイベントに参加するケースは
大きく分けて2つのケースがあります。
ひとつは「●●市 工務店」などの
キーワード検索であなたの会社を知り、
やって来るケース。
もうひとつは、あなたの会社を
直接、社名検索してやってくるケースです。
「●●市 工務店」のケースは
他の工務店も検索されている中で比較し、
あなたの会社を選んだということが分かります。
もしくは、WEB広告を出していれば
そういったHPへの集客がしっかりとできている、
ということです。
これは純粋にホームページを見て来場したと
カウントしてもOKですね。
問題は直接社名検索でやってくるケースです。
あなたの会社名を直接キーワード検索して
やってきたということは・・・
すでにあなたの会社のことを
何かしらの媒体を通じて知っている、
ということです。
つまり、ホームページを見たことは正しいですが
そのさらに前の状態、
『ホームページを見る前に、何を見て知ったのか?』
をしっかりと把握することが重要です。
例を挙げると、
見学会の集計をして媒体別の反響を調べた結果、
・折り込みチラシ 1組
・ホームページ 5組
という結果を受けて、
「う~ん、チラシの反応が良くないなぁ、
よし、次回は折り込みチラシは止めよう」
と判断するにはまだ早い、ということです。
もしかするとホームページを見て参加した人は
折り込みチラシを見て、その後にあなたの
ホームページにやってきたのかもしれません。
お客様は、意図的にウソをついている
という訳ではありません。
ただ、悪意なく結果的にウソをついてしまっている
ということはよくあります。
ホームページを見たから、ホームページを見て参加したと
答えている可能性もあるということです。
特に、どんな媒体を見ても
ホームページを見に来る可能性があるので、
「ホームページを見て来ました」という場合は
特に注意をしてしっかりと把握する必要があります。
些細なことかもしれませんが、
効果のある媒体を間違った判断で
使わなくなってしまうと、
集客効果を自ら悪くしてしまうことにもなりかねません。
様々な媒体を使っているのであればなおさら
あなたの会社を知るきっかけとなった媒体を
しっかりと把握することが大切になってきます。
先ほどの例も、ホームページ5組のうち5組が
折り込みチラシ→ホームページ→来場
となっていたら、
折り込みチラシを止めると
来場者0組になってしまうかもしれません。
「ホームページを見て参加した」
というお客様については特に注意をして
集計をしていきましょう。