「お客様を生む“自社ホームページ”のポイント」~施工事例・お客様の声~HP・WEB関係
先週に続き、WEB集客戦略の要となる「自社ホームページ」の
成果を高めるための改善ポイントを、主要コンテンツ別に解説します。
施工事例:
写真も重要だが、より大切なのは文章
多くの住宅会社のホームページで
「最もお客様に見られているコンテンツ」が施工事例です。
お客様のファン化を促進するコンテンツで
あることは言うまでもありません。
施工事例は「量(掲載数)」も「質(掲載内容)」も重要です。
まずは、掲載事例の「量」をしっかり確保しましょう。
「掲載事例数=会社の実績」であり、事例数が少ない会社は、
それだけでお客様に敬遠されてしまう可能性もあります。
自社と同規模の会社の施工事例コンテンツを確認し、
最低でも同程度の件数を掲載できるように努めましょう。
そして情報の「質」も、もちろん大切です。
写真の掲載枚数・クオリティも重要ですが、
意外に見落としがちなのが「文章」です。
デザインに絶対的な自信がある会社であれば
写真だけで十分かもしれませんが、多くの会社の場合、
文章でポイントを伝えることが求められるでしょう。
【文章でなければ伝わらない主なポイント】
・どのようなお客様が建てた家か?
・お客様はどのような家を希望していたか?
・自社がお客様へ提案したポイントは?
・お客様はこの家に満足している?
文章にする際は、先週解説した「会社紹介」と同様、
専門用語に頼らないことも大切です。
これから家を建てようとお考えの
お客様がイメージを膨らませやすいよう、
分かりやすい説明を心がけましょう。
お客様の声:
「未来のお客様」に寄り添う内容を
お客様の声も、自社の信頼性をPRするコンテンツとして、
多くの住宅会社が掲載しています。
施工事例に比べると閲覧数は少ないものの、
積極的に検討しているお客様が
時間をかけて読み込む傾向があるようです。
最近はお客様インタビューを
動画で配信する会社も増えているようです。
文章でも動画でも、お客様の声で気を付けたいのは
「過剰な“褒め言葉”は逆効果」という点です。
会社の良さを伝えることはもちろん大切ですが、
褒め言葉を並べただけのコンテンツは、
かえって信頼感を損ない、お客様を遠ざけるリスクがあります。
おすすめの方法は
「これから家を建てるお客様(=ホームページを見ているお客様)
が知りたい点に触れる」ことです。
例えば、家づくりを考え始めたきっかけ・検討初期に感じていた
不安などに触れると、これから建てるお客様の共感を得やすくなります。
そのうえで「なぜこの会社に決めたのか、
不安をどのように解決してくれたのか」に言及すれば、
お客様も納得して読み進めることができ、
コンテンツ本来の目的達成にもつながるでしょう。
自社のPRに傾倒せず「未来のお客様」に寄り添いながら
内容を考えることで、結果的にお客様の支持を得られる
コンテンツが生まれるのです。
(情報提供:住宅産業研究所)