「お客様を生む“自社ホームページ”のポイント」 ~トップページ・自社紹介~HP・WEB関係
今週と来週は、WEB集客において最も重要なツールである
「自社ホームページ」の成果を高めるための改善ポイントを、
主要コンテンツ別に解説します。
トップページ:「反響獲得」と「イメージ訴求」のバランスを
自社ホームページのトップページは、
多くのお客様が最初に目にするページであり、
お客様に与える印象やその後の行動を
大きく左右するページでもあります。
そのため、トップページの内容・デザイン・レイアウトは、
反響数に大きく影響すると言っても良いでしょう。
その中でもとりわけ重要と言えるのが、
トップページのファーストビュー
(スクロールせずに最初に表示される部分)です。
そして、このファーストビューで多くの方が悩んでいるのが、
「自社のイメージ訴求を優先すべきか、モデルハウスや
イベントなど反響につながる情報を優先すべきか」という点です。
結論から言えば、ホームページは
来場・反響を獲得するためのツールなので、
反響優先で考えるべきでしょう。
ファーストビューをイメージ画像が占めているホームページも
多いですが、反響・来場獲得という側面においては、
やや機会損失を起こしている可能性があるかもしれません。
一方で、反響・来場の促進を過剰に押し出したホームページも、
一般的にはお客様の印象を損ねるリスクがあります
(手法によっては効果的な場合もあります)。
おすすめしたいのは、反響促進とイメージ訴求を両立する方法です。
例えば、以下のような方法が考えられます。
・モデルハウスや見学会会場の写真から見学予約へ誘導
・施工事例の写真から事例集プレゼント(カタログ請求)へ誘導
・スタッフの写真から相談会の案内ページへ誘導
「反響獲得」と「イメージ訴求」のバランスを考えながら、
効果的な訴求方法を探ってみましょう。
自社紹介:自社のことをまったく知らないお客様にも分かりやすく
ここで言う「自社紹介」とは、単なる会社概要ではなく、
建物や会社の特長・他社との差別化ポイントを紹介する
コンテンツのことを指します
(商品をもつ会社の場合は、商品紹介ページも含みます)。
自社への関心を高めているお客様が積極的に閲覧するため、
反響獲得の重要な役割を果たすコンテンツと言えます。
文章と写真を効果的に活用し、
自社の特長を余すことなく伝えることが求められます。
積極的に情報を収集しているお客様へ向けたコンテンツであるため、
文章が多少長くなっても差し支えありません。
しかし、文章において気を付けたいのが「専門用語の乱用」です。
多くの住宅会社のホームページで、一般のお客様には伝わりにくい、
建築業界・住宅業界の専門用語が多用されています。
ホームページを訪問しているお客様の多くは住宅検討の初期段階であり、
住宅に関する知識が豊富であるとは限りません。
そのようなお客様に対して専門用語を多用してしまうと、
非常に難解な説明となってしまい、
お客様に敬遠される可能性が高くなってしまいます。
特にホームページでの説明は、対面での営業活動と異なり、
営業担当者による補足説明ができません。
そのため、対面営業以上に言葉を吟味することが求められます。
現状のコンテンツを「お客様に伝わっているか否か」
という視点でいま一度確認したうえで、
専門用語は平易な言葉に置き換えるか、
分かりやすい補足解説を添えるなど、
必要な修正作業を行いましょう。
(情報提供:住宅産業研究所)