「家づくり・暮らしに役立つWEBサービス」商品・トレンド
家づくり体験をオンライン化
トヨタホームでは、2021年11月16日に
主力商品である鉄骨ユニット造の戸建注文住宅シリーズ
「シンセ」の建物価格の見積もり依頼をWEBから行うことができる
サービスサイト「ELABO(エラボ)」を
同社のホームページ上に開設しました。
「エラボ」は、ユーザーがWEB上で
理想の暮らしのイメージを選択形式で気軽に具体化していき、
その実現にかかるコストを短期間で算出することができる
新しいWEBサービスです。
「プラン」、「エクステリア」、「インテリア」、
「こだわりの住宅設備」の4つのステップで進めることで、
ユーザーの理想の住まいを具現化します。
プランは、「平屋建て」の36プランと「2階建て」の29プランで、
合計65プランが用意されています。
ユーザーが実現したい理想のライフスタイルに合わせて、
「ホビー&ワークスタイル」、「アウトドアスタイル」、
「パーティスタイル」、「家事楽スタイル」の中からプランを選択します。
プランを決定した後、エクステリアは「ナチュラルタイプ」や
「モダンタイプ」等の外観に取り入れるデザインや、
外壁パターンの異なる6種類から選択することができます。
また、インテリアは「ラグジュアリー」や
「スマートベーシック」等の6つのインテリアスタイルから
ユーザーの好みのものを選択します。
最後のステップである「こだわりの住宅設備」では、
「太陽光発電システム」や空気環境を向上させる
「スマート・エアーズ」、「蓄電池」、「エネファーム」、
停電時に屋外の自動車から照明や冷蔵庫等の生活に必要な
家電類へ電力供給することができる「クルマde給電」の
5つから、搭載したいものをオプション感覚で選択します。
エラボのサイト上で基本プランの選択を終えると、
見積もりの依頼と設計相談に進むことができます。
トヨタホームでは、エラボが購入検討者との新しい接点となり、
同社との最初の窓口となることによって、
ユーザーがある程度の理想の住宅を想定してから
打ち合わせに進むことになるため、
営業業務の効率化も図っていきたい考えです。
地域に根ざすサービスの導入
大東建託グループの大東建託パートナーズは、
2021年11月8日より、不動産管理業界では初となる、
暮らしに役立つプラットフォーム「ruum(ルーム)」の
提供を開始しています。
ルームは、大東建託の賃貸住宅に住む入居者に加えて、
入居者以外の一般の人も対象にしたオープンなプラットフォームです。
入居者の属性や、居住地等の特性を考慮し最適なサービスを
同社が厳選して提供します。
賃貸住宅への入居時には、
新生活に必要なライフラインの契約のサポートや、
インターネット等のお得なプランの紹介を行い、
日常の暮らしのシーンでは、
美容やヘルスケア、フィットネス、クリーニング、
動画配信のサブスクサービスやクーポン等、
ユーザーの暮らしに役立つ商品やサービスを提供します。
また、賃貸住宅の退去時には、
不用品の処分や引越し等をサポートするということです。
2023年度中には地域性の高いサービスを提供する企業や、
地域に根差した情報を発信したり、
コミュニティを形成したりするプラットフォーマーとの提携により、
地域に特化したサービスの拡充も図っていく計画です。
また同社では、行政とも提携し、
プラットフォーム上での行政手続きを可能にする
サービスの拡充も進めています。
現在、全国には約1,700の自治体があり、
同じ手続きでも自治体によって申請書が異なっていたり、
行政窓口に直接足を運ばなければいけなかったりと、
各種手続きには時間や手間を要します。
そこで、ルームを利用することによって、
下水道の開始・休止の届けや、粗大ごみ回収の申し込み、
国民健康保険の脱退、予防接種の予診票交付、児童手当の認定、
幼児教育や保育の無償化認定、
小中学校等の転校手続きといった複数の行政手続きを
パソコンやスマホで行えるようになるということです。
ルームを通じて行政手続きを利用者に案内するのに加え、
マイナンバーカード読み取りアプリを利用することで、
専用リーダー不要で、電子署名から決済まで
ワンストップで行政手続きを行える
サービスモデルを想定しているということです。
同社では2023年度までに、
ルームの利用登録者数110万人を目指しています。
(情報提供:住宅産業研究所)