時間管理の方法~1日が25時間になったら?目標達成
1日にもう1時間あったとしたら、何かしたいことはありますか?そんなこと考えたこともなかったかもしれませんね。
ちょっと考えてみてください。
何がしたいですか?
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一般的には、もう1時間あったら普段出来ないことをやりたい!と思う方が多いようです。その理由は、きっと「今は出来てないから」だと思います。この質問の答えは、もしかしたら「家族との団らん」だったかもしれませんし、「人間関係づくり」や「計画・準備」「勉強」と答えた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、1日が25時間になることは現実的にはありません。なんとか24時間の中でやりたいことすべて出来ないのでしょうか。そこで、今回のテーマは時間管理についてです。
今からお話する内容は
『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)に掲載されている、重要事項を優先するための考え方です。手元にバケツがあると想定してください。あなたの1週間の時間を“バケツ”に例えます。そして、行動や予定を“石”に例えます。その石の大きさはその予定の重要度を表します。緊急度ではなく、重要度です。重要な行動や予定は大きな石、重要ではないものを小さい砂だと仮定します。重要なこととは、お客さまとの契約やトラブル対応だけではなく販売力強化、ホームページの見直し、コストの見直しなども含む“会社の売上や利益に直結するもの全般”です。
一方、重要ではないことは、知人の突然の来社対応や雑務など“売上や利益にはあまり関係ないもの”です。1週間という期間の中に、実に多くの細かい出来事や雑務がありますよね。バケツの中に、そうした細かい予定(小さい砂)を先に入れてしまうとすぐに半分くらい埋まってしまいます。そうすると、あなたにとっての重要で大切なこと(大きな石)が入るスペースがなくなってしまいます。スペースがないから翌週に持ち越し、また翌週のバケツには小さい砂を先に入れ、また大きな石が入らなくなり・・・という繰り返しをしてしまうことが多いのです。実際、1日の終わりに今日こなした仕事を振り返ってみると、細かいことがかなり多いことに気付くのではないでしょうか。
では、どうしたらたくさんの大きな石を入れることが出来るのでしょう? その答えは簡単です。先に大きな石をバケツに入れて、小さな砂を後から入れればいいのです。
時間管理にも同じことが言えます。
たいして重要ではない用事(小さい砂)を先にあなたの予定に入れてしまうため、肝心の重要な予定(大きな石)に時間を割くことができないのです。重要なことを実行したいと思うのであれば、まず大きな石をあなたのスケジュールに先に入れることです。毎日決まった時間でも良いですし、○曜日の○時~○時のように、重要で大切なこと(大きな石)のための時間をつくってスケジュールに先に入れてください。その後に細かい予定(小さな砂)を入れるようにしてください。すると、砂は大きな石の隙間に入り込んで不思議とすべての予定がこなせるようになります。1週間を効果的に過ごすことが出来るようになるのです。