データは復元できてしまう。市場動向
パソコン市場で、駆け込み需要が、発生しているようですね。1月14日の、Windows7の延長サポート終了が、発端のようで、今後も大幅な伸びが、考えられるそうです。
駆け込み先は、パソコンだけではない・・・
個人的に意外だったのは、駆け込み先は、パソコンに限らず、iPadが前年比の2倍、売れているそうです。しかも、iPadの機種の中でも、Wi-Fiモデルが売れ筋で、なんとなく、外に持ち歩くことを、あまり想定していないのかなとも思います。自宅のみで使うのであれば、スマートフォンの延長のような形で、使いたい時に、すぐ立ち上がり、スマホよりは大きくて見やすく、ちょっとした作業も出来て、動画も場所を選ばず見れるような、機種自体の進化とサービス環境が整って、充実していますし、Wi-Fiモデルなら、ネット回線の費用以外は、僅かな電気代程度しか、固定費がかかりませんから、用途に応じると思いますが、パソコンの代わりに、タブレットを選択することも、自然な流れなのかなと、なんとなく、納得しました。
昨年、ニュースになりましたが、、、
今回、取り上げた、パソコン市場の駆け込み需要は、Windows7のサポート関連で差し迫った状況に、企業でも、家庭でも、買い替えの行動を起こす、ケースが重なり、数字に現れてきているのだと思います。目的は、延長サポートが終了した、Windows7のパソコンを使い続けた場合の、リスクを避けるため。それに加え、OSがWindows7であれば、パフォーマンスの低下も考えられますから、リスクが避けられ、パソコンのパフォーマンスも上がるなら、費用的な障壁があっても、ある程度、せざるを得ない状況なのかなとも感じます。
こういった状況に限らずなんですが、パソコンを買い換える際に、買い替えて一件落着ではなく、その後、気をつけたいことが、あります。昨年、ある県で使われていた、ハードディスクドライブ(以下、HDD)が、転売されてしまい、購入した人が中身を確認したところ、公文書と思われるデータを発見してしまった問題がありました。HDD、PCの情報を記録し、読み出す装置で、情報が詰まっています。しかも、パソコンを初期化してもHDDの情報は、復元できる場合もあるそうですので、買い替え後のパソコンなどの処分には、各自治体も苦慮しているようです。パソコンの中古市場も実は活況で、例えば、中古のHDDだけでも物によっては、値段がついたりもするそうです。もし、売れるのであれば、ただ捨てるよりは良いかもしれませんが、内部に記録されている情報の扱いを、きちんと考えなければなりません。
極端かもしれませんが、意図しない形で、個人、企業の情報が、悪意を持つ第三者の手に渡った場合、どんな形で悪用されてしまうか分かりません。企業としては、信用、信頼に大きく影響しますので、デジタル化がどんどん進み、機器が日々、進化する現代では、パソコンをはじめ情報機器の扱いには、充分に気をつけなければなりませんね。それでは、今週はここまで。来週をお楽しみに\(^o^)/