「住宅」は、より欠かせない要素に、、、市場動向
ナックの松田です。先週の日経新聞で、なんとなく、焦りというか、どうしたものかと悩ましく感じる、記事を目にしました。
誰が競うのか。。。
記事の見出しは、<「競育」の時代「世界が相手」0歳から塾 >見出しの、「教育」ではなく「競育」という表現が、私にとっては、センセーショナルでした。そもそも、あまり勉強してなかったというのはありますが、自分自身、競って勉強した記憶をないのと、自分の子どもが将来、競って勉強することが、普通の世の中に、出ていくことに、漠然とした不安のような気持ちを感じました。全ての教育がそうなるとは思いませんが、記事の内容では、子育て世代の教育熱が都市部を中心に高まっていて、これから、グローバル化が、どんどん進むであろう状況に、教育に関心の高い親たちの間で、子どもが将来、世界各国の人たちと勝負する時代が来るとの認識が広がっているそうです。
また、インターネットの普及で、他の家庭の熱心な教育ぶりを詳しく知る機会も増え、子どもが有利な人生を送ることを願い、親たちは競うように教育の機会を用意しているとのこと。記事をよく読むと、子どもが競うというよりは、親が競って機会を用意することを、「競育」と表現するようで、子どものことじゃないんだ。と、少し安心したのもつかの間、親、つまり自分自身のことか?と思うと、競うってどうすれば良いのか。。。そもそも、競ってすることなのか。。。いや、でも教育は必要だな。。。いろいろ考えてしまい、悩ましい気持ちになりました。
進む低年齢化。。。
学習関連の業界も盛況なようで、塾なども生徒数が増加傾向にあるとのこと。また、早期教育として0歳から入れる塾、教室も、従来は、「知育」「お受験」が主流だったのが、学校の勉強を幼いうちに先取りして、学ばせたいという考えを持つ人が、増えていて、背景には、親の危機感もあるそうで、グローバル/IT化が進む世界で、子どもが将来、キャリアを築けるように、少しでも早く、前倒しでという考えの元、投資を惜しまないのだとか。
こういった状況で思うのは、人生の中での、大きな出費として、「教育費」と「住宅ローン」が、上げられると思います。どちらとも、大きいだけでなく、長きに渡る出費になるため、バランスを考えなくてはなりません。この、バランスが、仮に「教育費」の出費として、早期教育が今以上に一般的になり、従来より前倒しされていくと、「住宅」と「教育」どちらかを、優先するのか決断を迫られることが、あるのかもしれません。どちらを優先するか、とても悩ましいことですね。一概には、言えませんし、個人的な感覚を含みますが、早期教育の状況を踏まえて、考えてみると、なんとなく、先に、「住宅」かなと感じます。
「教育」は、子どもの成長度合いや、考え方、やる気により、できるだけ、折りに触れ柔軟に対応してあげたいと思うので、ある意味、見通しがたてられない。それに比べ、「住宅」は、財政的な事情などを抜かせば、今からでも、検討し購入して、固定費を確定することができます。「住宅」と「教育」、どちらの費用も流動的では、将来を見据えたライフプランを考えるのは、中々、難しいような気がします。今でも、もちろんそうですが、子どもの将来のための、「教育」を考えるのであれば、「住宅」は、より欠かせない要素に、なってくるのではないでしょうか。それでは、今週はここまで。来週をお楽しみに\(^o^)/