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2023年10月03日

「コト消費と絡めた外構提案」で付加価値、単価アップへ営業・接客

mba

前回の配信では設備にフォーカスして、外構提案の例を紹介しました。
今回はウッドデッキや庭などの「空間」に焦点を当てて
最近の提案事例を紹介いたします。


外構提案によりさらに充実した暮らしを

コロナ禍以降のアウトドア需要やライフスタイルの多様化により、
屋外空間の提案はニーズを高めてきています。
近年、非常に人気が高まっている平屋が、
外との繋がりを感じやすいということも1つの要因でしょう。
お客様のニーズに合わせ、
屋外空間活用の引き出しを持っておくことは
大切になってきていると言えます。


屋外を活用できる外構提案の1つがウッドデッキです。
ウッドデッキは屋内と屋外を緩やかに繋いで開放感を創出するだけでなく、
そこでガーデニングやBBQなどをすることができるため、
リフレッシュやアクティビティ等、暮らし方の幅を広げます。


スウェーデンハウスは「LÄTTNAD レットナード」という商品で、
ウッドデッキを用いた“屋根付きアウトドアリビング”を提案。
ユーザーの趣味嗜好に合った使い方ができるとともに、
雨の日でも洗濯物が干せる実用性もあり、
暮らしの質を高める空間であると訴求しています。


その他、ウッドデッキはパッシブ設計にも盛り込まれることが多く、
ウッドデッキを活かして日射取得と日射遮蔽の両立を図るケースなども
散見されます。


植栽計画や庭までトータルで提案を行えば
住まいのデザイン性はグッと上がっていきます。
植栽計画を提案に盛り込んだ例として紹介したいのが、
茨城県下妻市の柴木材店が手掛ける「環境共生型」
戸建分譲計画「クラスコ花畑」です。


この分譲計画の注目点は、植栽外構を3棟一体で計画したという点です。
屋外環境を充実させ、
住宅1棟だけでは実現できない豊かな自然環境のある暮らしを享受でき、
それらを住民が共同で維持管理することで自然にコミュニティが生まれ、
暮らしの場としての価値を高めるとしています。


他にも、中庭とウッドデッキと併用することで
リフレッシュやアクティビティの場として
活用できるようなものが見られます。
ウッドデッキや庭などの屋外空間を提案する際に気をつけたいことが、
「ただその空間を設けるだけ」で終わらないようにすることです。


お客様の趣味嗜好を理解し、
「その空間を使って何ができるか」まで提案して、
お客様の期待感を膨らませましょう。


家の外にもう一空間設けてみる

最後に、「家の外」に関する話として触れおきたいのが、
ガレージ、小屋、離れなどの、屋外にもう一空間設けるという提案です。
そういった提案もライフスタイルの多様化とともに、
近年人気が高まりつつあります。


上記に挙げた中で比較的取り入れやすいものがガレージでしょう。
家にこだわりを持つ人は車などの趣味にもこだわりを持つ人が多く、
付加価値向上の提案として有効です。
デザイン面においても効果的で、
ガレージを設けるだけで住宅の外観が引き締まります。
デザイン性を強みとしている会社では、
インナーガレージを推奨する会社も多いです。


各住宅FCでもガレージ提案を盛り込んだ商品が散見されるほか、
資材メーカーもガレージシャッターを拡充する動きが見られ、
その需要が高いことがわかります。


“趣味”、“非日常”、“自分だけの空間”
といったことをキーワードとして、
小屋や離れのニーズも高まりつつあります。


住宅FC等が商品ラインナップに加えることが増えてきたほか、
様々な業種の企業が相次いで商品を発売しています。
2023年6月にはエクステリアメーカーのタカノが
屋外に設置して趣味や在宅ワークのスペース、
喫煙ブースに使える「バリアブルROOM」を発売。


2023年7月には軽量鉄骨会社のキタムラが、
テレワークや勉強部屋、カフェスタンド、音楽スタジオ、サウナなどに
使用できるフリースペース「HANARE」を発売しています。
「バリアブルROOM」はユニック車による吊り上げ、
「HANARE」4tトラック1台で搬入可能と、
どちらも設置が容易な点を特長の一つとしています。


家の外に空間をプラスすることの最大のメリットは、
自分だけの空間を実現できるという点です。
ウッドデッキや庭の提案とも共通する部分ですが、
その空間を活かした「コト訴求」を行うことで差別化につながるでしょう。


今回紹介したような外構提案は、高額となるケースも多く、
会社としてはできれば受注していきたい部分です。
初回接客の時点で外構分の予算を確保するなどの工夫をし、
お客様の生活をより豊かにするためにも
積極的に外構提案を行っていきましょう。


(情報提供:住宅産業研究)

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